居直り強盗(1)新たな財物奪取が既遂の場合の罪


<具体例>
AはB所有の宝石を盗むつもりでB宅に侵入し、当該宝石をカバンの中に入れた。
ところがその直後、Bに発見されたため、Bを殴って気絶させ、さらに現金100万円を盗んだ。
Aの罪責は?


1 AがB宅に侵入した行為
        ↓
住居侵入罪(刑法130条前段)が成立する


2 Aが宝石をカバンに入れた行為
        ↓
窃盗罪(刑法235条)が成立する
  ∵ カバンの中に入れた時点で占有侵害あり


3 では、その後、暴行を加えて現金を盗んだ行為は?
        ↓
強盗罪(刑法236条1項)成立→最初の窃盗は、これに吸収される

「暴行」→○
     ∵ 現金という新たな財物奪取に向けられた「暴行」あり→強盗罪の手段

「強取」→○
     ∵ 暴行の結果、Bの反抗を抑圧し、現金を奪取している

         以上により、↓

4 住居侵入罪(刑法130条前段)と強盗罪(刑法136条)の牽連犯(刑法54条1項後段)







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posted by 一徹 at 18:35 | Comment(0) | 刑法各論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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